20 二番目のローゼンハイム駅

新しいバーンホフ通り(Bahnhofstraße)は、それを軸に左右対称に広がる駅舎に直接通じています。1876年、建築家ヤコブ・グラーフ(Jakob Graff)が設計したネオルネッサンス様式の新駅が完成し、現在の市庁舎通り(Rathausstraße)にあった旧ローゼンハイム駅に取って代わりました。19世紀初頭、線路が市のはずれのこの地に移される前は、ここには製塩所用の巨大な薪倉庫が建っていました。その後、燃料として泥炭が使われるようになったため、薪の倉庫は不要となります。やがて駅から市内に続く道路には隙間なく建物が建てられ、活気のある住宅街および商業街へと発展します。こうしてミュンヘナー通り(Münchener Straße)と共に、ローゼンハイムの新しい「生命線」が誕生しました。 第二次世界大戦で破壊された駅舎は、1952年から1957年までの間に現在の形に建て替えられました。

現在地住所:バーンホフ通り12(Bahnhofstraße 12)