14 ローゼンハイム最初の駅

1856年から1858年にかけて、市の手前の空いた敷地に新駅が建設されました。建築家エドゥアルド・リューバー(Eduard Rüber)が設計したのは、天然石のレンガと帯状の補強材を使った、手の込んだレンガ積みの構造物です。現在のケーニヒ通り(Königsstraße)に面した駅前広場と、線路の反対側にあった半円形の機関庫を合わせて、左右対称のデザインとして完成します。産業化が始まった当時の機能的建築物によく見られるように、この卓越した建物群も宮殿の造りを連想させます。駅の移転後、1878年に市が旧駅舎を市庁舎として使用することにしたのも不思議ではありません。機関庫は長年、市の倉庫として使用されてきましたが、1988年に展示センターへと生まれ変わりました。

現在地住所:市庁舎通り22(Rathausstraße 22)