13 ケーニヒシューレ(Königschule、「王の学校」)

今日のケーニヒ通り(Königstraße)は、ローゼンハイム最初の駅(現市庁舎)とローゼンハイム市を繋ぐ「鉄道通り(Eisenbahnstraße)」でした。この道路建設のため、1850年代末にルートヴィヒ広場(Ludwigsplatz)の南端が掘削されます。1866~67年、ミュンヘンの2人の建築家の計画に従い、新道路沿いに男子校が建設されました。構造を設計したのはルートヴィヒ・フォルツ(Ludwig Foltz)で、芸術的なファサードはルドルフ・ヴィルヘルム・ゴットゲトロイ(Rudolf Wilhelm Gottgetreu)の設計です。建物の顔となる入口部分には、貿易、商業、産業、宗教を象徴する印象的な4つの像が、そして切妻にはルートヴィヒ2世(Ludwig II)の胸像が取り付けられました。この王の治世下(1864~1886年)で、ローゼンハイムは「市場町」から「市」へと昇格し、ケーニヒシューレも建設されました。

現在地住所:ルートヴィヒ広場4(Ludwigsplatz 4)