08 ロレート通り(Loreto-Allee)

1928年、ロレートヴィーゼ(Loretowiese)は3つの並木通りに整然と囲まれた三角形の芝生広場でした。ここには、早くも1636年に2つの礼拝堂が建てられていました。ペストの犠牲者を埋葬した当時の集団墓地の東につくられたのが聖ロレート礼拝堂、西につくられたのが聖セバスチャン礼拝堂です。そして、旧市街に通じる道の両側には並木が植えられました。ロレート通りは19世紀末には「ドイツで最も美しいギンドロ(ポプラの一種)の並木道」と称されるほどの美しさを誇っていました。1937年、木は菩提樹に植え替えられ、今日もカイザー通り(Kaiserstraß)沿いの歩道に残っています。ロレートヴィーゼは中世から祭りの舞台で、1861年以来毎年恒例の秋祭りが開催されています。

現在地住所:カイザー通り23(Kaiserstraße 23)